HOME >> 実際にあった相続の話


このページは実際に相続担当税理士である松岡敏行が相続の現場で経験した出来事をコラム形式で紹介していくページです。
相続の実務ではドラマよりもドラマチックな事が多々あります。


#1)「本当の相続財産」とは… l #2)10億円を手にした家政婦 l #3)ご主人のベッドの横で毎日眠り続けた奥さん
#4)地下室の巨大金庫 l #5)高額な結婚指輪は課税されるか?

コラム 10億円を手にした家政婦

10億円を超える資産を有する資産家がいました。
彼の相続人は「姪」1人だけ― 相続が起これば全財産を相続できるということを彼女は知っていました。

実際に相続が起こると、遺言が見つかりました。遺言が書かれたのは相続が起こる1週間前のことで、内容は「全財産を家政婦に相続させる」というものでした。
姪は納得できませんでした。遺言がなければ全財産を自分が相続するはずだったのですから、当然と言えば当然です。彼女は家政婦に対して訴訟を起こしました。彼女には遺留分(民法上相続人に最低限認められる取り分)が認められていないので、訴訟の内容は「遺言の信憑性」です。

裁判の結果、姪の敗訴が確定しました。遺言は公正証書遺言で、信憑性に問題はありませんでした。姪は和解金として手にしたのはたった1,000万円でした。
公正証書遺言の効力を思い知らされた最も印象的な話でした。










































既に相続が発生された方

まだ相続の発生されていない方



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