HOME >> 実際にあった相続の話

このページは実際に相続担当税理士である松岡敏行が相続の現場で経験した出来事をコラム形式で紹介していくページです。
相続の実務ではドラマよりもドラマチックな事が多々あります。


#1)「本当の相続財産」とは… l #2)10億円を手にした家政婦 l #3)ご主人のベッドの横で毎日眠り続けた奥さん
#4)地下室の巨大金庫 l #5)高額な結婚指輪は課税されるか?

コラム 地下室の巨大金庫

「これは・・・大きいですね・・・」ある相続税の調査で思わず唸ってしまいました。
場所は被相続人宅の地下1階。目の前には、高さ2メートル以上ある金庫。

金庫へ降りる階段は6畳の和室にあります。一見なんの変哲もない部屋ですが、壁のスイッチを押すと和室の畳が開き、地下へと続く階段が現れます。そして、階段を降り、地下通路を進んでいくと、例の巨大金庫が待ち構えているのです。

「開けてください」調査官は当然そう言うのですが、被相続人は相続人にすら金庫の開け方を教えずに突然死してしまったため、誰にも開けることができません。相続人が嘘をついているようには見えないのですが、調査官も「仕方ないですね」と引き下がるわけにはいきません。なんせ目の前に巨大金庫があるのですから・・・
後日、国税局が専門家に依頼し金庫を壊して開けてもらったのですが・・・中には何も入っていませんでした。

実務の世界では想像もしなかったようなことが起こります。

補足ですが、調査でやむを得ず壁をはがしたり金庫を壊したりした場合、後日元通りに直してもらえます。当たり前ですが・・・








































既に相続が発生された方

まだ相続の発生されていない方



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